【衝撃的!!】世界中で噂されている奇病4選

Medivery


「奇病」と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?

 

  • 珍しい病気
  • ある一定の土地や国でしか発症しない病気

 

という印象ではないでしょうか?

今回は、本当に珍しい奇病や各鵜に作り上げられた病気を4つと、意外と身近な病気を1つご紹介しようと思います。

意外と1つくらい皆さんにも当てはまるかもしれませんよ…

 

  1. シンドロームK
  2. 腎虚(精力減退)
  3. 面瘡
  4. 集合体恐怖症(トライポフォビア)
  5. おまけ(全般性不安障害)
  6. まとめ

 

シンドロームK

シンドロームKとは、イタリアの医師が作り出した架空の病気で、ナチスの支配下に置かれていたイタリア・ローマのユダヤ人を守るための奇策と言われています。

1943年の7月、イタリアではムッソリーニ政権が倒れ、新イタリア政府は連合国側と協力し、以前の同盟国であったナチスドイツに宣戦布告しましたが、国の北部と首都ローマはイタリア社会共和国として、ナチスの支配下にありました。

反ユダヤ主義は1920年代にムッソリーニが政権を取って以来、国中に広がっていましたがドイツの占領下で激しさを増していました。

当時ナチスの支配とホロコーストの恐怖はほぼ欧州全土に広がっており、1943年10月16日にはローマのユダヤ人コミュニティへのナチスによる手入れが始まり、数百人がアウシュヴィッツに送られたという記録が残っています。

恐怖を感じた一握りのユダヤ人家族たちが、自分たちの居住区に近いローマのティベリナ島にあるカトリック系のファーテベネフラテッリ病院に助けを求めました。

そこで医師たちとスタッフは、彼らを患者として受け入れたのです。

そして実在しない感染症「シンドロームK」を病名として彼らのカルテに記し、特別病棟を作ってユダヤ人を保護したと言われています。

そのようにしてユダヤ人をナチスから守るためにつくられた病気がシンドロームKなのでした。

腎虚(精力減退)

古代中国では、人間の生命力・生殖力の源の気を“精気”としてとらえ、この“精気”を貯蔵するのが“腎”であり、この腎機能の低下を伝統医学で『腎虚(じんきょ)』といいます。

現代医学でいう「腎臓」は、主として尿をつくり、泌尿・栄養物の再吸収という働きをしますが、『伝統医学でいう“腎”』を現代医学に解釈すると、腎の本質は

 

  • 視床下部から脳下垂体、さらに副腎皮質系への抗ストレスホルモンの関与
  • 性腺や甲状腺への関与
  • 男女の性器生殖系
  • その他のホルモン系神経系
  • 泌尿系
  • 造血系

 

など多方面にわたる生体機能の調整を司るものと解釈できます。

しかし、休息しなければいけないにもかかわらず、休まずにいると臓器は次第に弱ってきます。

若いときに無理をした人がまっさきにやられるのが、この“腎”です。

したがって、歳をとるにつれて、多かれ少なかれ誰でも“腎虚”が進み、“腎虚”の症状が出てきます。

その症状には

 

  • 腰痛
  • 脚が弱くる
  • むくみ
  • ほてり
  • しびれ
  • 疼痛
  • お腹に力が入らない

 

などがあげられます。

なかでも、足や顔のむくみは“腎虚”の典型的な症状なのです。

さらに顕著な症状としては、排尿困難とか、用を足してもすぐまたトイレに行きたくなる頻尿があげられます。

夜間に2度、3度行きたくなる夜間尿もその一つです。

こうした頻尿、排尿困難現象以外にも腎虚は上半身にも影響し、

 

  • かすみ目
  • 肩こり
  • 首がまわらない
  • 口渇
  • タンがつまる
  • 白髪が増える

 

などの症状が慢性的に出現します。

もの忘れがひどくなるもおり、その段階までくると、いわゆる老化現象が肉体ばかりでなく精神・神経系にまできたということで、老化が本格化したと言えます。

 

  • 熟地黄(じゅくじおう)
  • 山茱萸(サンシュユ)
  • 牡丹皮(ぼたんぴ)

 

などの種々の生薬には、医学的に抗糖尿病作用・男性ホルモン増強作用・利尿作用・脂肪分解作用などがあることが確かめられており、これらの生薬によってお年寄りの夜の生活の質が高まったという報告も多数なされています。

人面瘡

 皆さんは人面瘡という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

人面瘡とはその名の通り、人の顔をした痣が人間の体にできることで、妖怪・奇病の一種と言われいます。

原因は体の一部などに付いた傷が化膿することと言われていますが、化膿した傷が人の顔のようなものになり、その顔が話をしたり、物を食べたりするとされる架空の病気です。

自分の体に人の顔の痣ができたらそれだけでも恐ろしいのに、その痣が話したり、物をたべるなんて考えただけでぞっとしますね。

この人面瘡は、薬あるいは毒を食べさせると治療できるとされています。

 

また、現在では奇病・架空の病気というイメージになっていますが、過去には妖怪として人々の興味を惹きつけていました

そうは言いつつ現代では「人面瘡」は腫瘍の一種と考えられています。

実際に実在する病気であり、足などが象の皮膚のようになり巨大化する「象皮病」腫瘍による皮膚の造形が人の顔のようにみえることから、妖怪などと言われるていたと推測されています。

また、その腫瘍が意志を持ってしゃべったり食べ物を食べたりするとされていますが、鼻や口のように見える患部の動きが呼吸しているように見てしまったのでしょう。

つまり「人面瘡」と呼ばれるものは妖怪ではなく顔によく似た腫瘍ということです。

集合体恐怖症(トライポフォビア)

言葉自体は聞いたことがない人が多いと思いますが、トライポフォビアはインターネットで最も話題にのぼる恐怖症の一つかもしれません。

ギリシャ語で「穴掘り」を意味する「トライポ」と、「恐怖症」を意味する「フォビア」を掛け合わせた造語で、小さな穴や斑点などの集合体に対する恐怖を意味します。

2013年「Fear of Holes(穴への恐怖)」というシンプルなタイトルの論文が発表されました。

イギリス・エセックス大学の2人の研究者が初めて、この奇妙な恐怖症を学問的に解明しようと試みたのです。

研究の対象となった成人286人のうち、16%小さな穴の集合体に直感的な嫌悪を抱いているとわかったのです。

研究チームはこの結果を受け、

 

  • クモ
  • ヘビ
  • サソリ

 

など、人の命を奪う可能性がある動物の一部は小さな穴と同じような模様を持つため、こうした嫌悪感はこれらの動物から命を守るための進化の過程で起きた適応ではないかという説を提唱しました。

 

その一方で、イギリス・ケント大学のチームが発表した論文では、別の仮説が提示されています。

 

「嫌悪感は感染症や病原体の回避に役立つことがよく知られています」

「こうした画像に対する人々の反応も、病気を回避する反応と考えることができます」

 

と論文を執筆したトム・カプファー氏は話しています。

つまり、小さな穴やブツブツの集合体に恐怖を抱く人々は、”寄生虫”や”人から人へと簡単に伝わる病気”に不安を感じている可能性があるということです。

研究チームは、

 

  • 天然痘
  • はしか
  • チフス

 

などの病気の症状として現れるブツブツの集合体が、日常の生活で目にするよく似た模様への過剰な反応を引き起こしているかもしれないと理論付けています。

全般性不安障害

不安は誰もが日常生活で感じるもので、不安を感じるからといって日常生活に支障をきたす事は通常はあまりありません。

ところが、通常感じる程度を大きく超える不安を抱き、それが原因で日常生活に支障をきたしてしまう「不安障害」という病気があります。

全般性不安障害も不安障害の中の一つで、「特定の状況に限定されない、理由がはっきりとしない心配や不安」長期間続き、 このような心配や不安に「心や体」の症状が伴う病気です。

原因はまだはっきりとは分かっていませんが、

 

  • 神経質の性格
  • 遺伝的要因
  • 今直面しているストレス状態
  • 自律神経の障害

 

などが発症の原因のひとつだと言われています。

また、日常生活のストレスが関与している場合が多いと言われていますが、全般性不安障害の患者様が持つ不安や心配の原因はある特定の事に限られているのではなく

 

  • 家庭内での出来事
  • 仕事
  • 学校
  • 友達関係
  • 自身の健康
  • 近所問題
  • 事故
  • 天災

 

など、あらゆることが不安や心配の対象になります。

そして、自分ではどうすることもできないとはわかっていても深刻に悩み、不安や心配をコントロールできなくなって、「心や体」の調子が悪くなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

全く知らない病気もあれば、以外と身近に感じる病気もあったのではないでしょうか?

かくいう私もトライポフォビアかもしれません…

虫がうじゃうじゃしているのを見ると「ゾワッ」としてしまうんですよね…

魚の群れは「奇麗だなぁ!」としか思わないんですが…(笑)

 

このブログでは様々な医学情報をお伝えし、みなさんの医学知識を増やすお手伝いをしています。

この記事がためになったなぁ!と思った方は、ブックマークをしていただけると大変嬉しいです!

また

 

「こんな内容を調べてほしい!」

「この病気について知りたい!」

 

というというリクエストがある方はコメント欄にご連絡いただけますと、とてもうれしいです!

ありがとうござました!

【参考文献】

  1. K Syndrome, the Disease that Saved; In one Italian hospital, an invented disease helped save hundreds from the occupying Nazis.
  2. 渡辺賢治. 腎虚 (特集 日常診療能力を高めるための漢方活用術)--(漢方医学特有の症候). 治療. 2013 Oct;95(10):1733-6.
  3. 笠原淳. 人面瘡 (「三田文学」 創刊一〇〇年 創作特集). 三田文学 [第 3 期]. 2010;89(101):97-105.
  4. Cole GG, Wilkins AJ. Fear of holes. Psychological science. 2013 Oct;24(10):1980-5.

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/