【AED】人が倒れたらどうすればいい?【周知】

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今回は目の前で人が倒れた時の対処法について

 

  • 人が倒れているのを見かけたらどうすればいいの?
  • AEDってどこにあるの?
  • AEDって使っていいの?

 

このような疑問にお答えしていきます。

このブログでは様々な医学情報をお伝えし、みなさんの医学知識を増やすお手伝いをしています。

 

  1. 目の前で人が倒れていたら?
  2. AED(自動体外式除細動器)ってどこにあるの?
  3. AED(自動体外式除細動器)って使っていいの?
  4. まとめ

 

目の前で人が倒れていたら?

それではいきなり質問です。いま目の前で人が倒れたら、対処できますか?

突然の質問で驚く方もいると思いますが、「人が倒れる」ってこんな感じで突然の事なのです。

そして人が倒れる理由で最も恐ろしいのがいわゆる「心停止」、心臓が止まってしまう状態です。

心停止のほとんどは病院の外、つまり道路や駅、お店などでおきています。恐れず、慌てず、行動してください。

1. 呼びかけて意識を確認する

肩などをたたいて大きな声で呼びかけてください。この時体を起こそうとしたりすると状態が悪くなることがあるので、できるだけそのままの状態で呼びかけましょう。

2. 大声を出して他の人に助けを求める

自分ひとりで同時に迅速に対応するのは難しいです。

大きな声で近くにいる人を呼び寄せてください。

他の人が来てくれたら119番通報して、可能ならAED(自動体外式除細動器)を持ってきてもらいます。

誰もきてくれなかったら、あなた自身でまず119番通報をしてください。

3. 呼吸を確認する

正常な呼吸をしているようであったら、そのまま救急車を待ちます。ただし、正常な呼吸が続いているか常にみていてください。

正常な呼吸ではなかったら(いびきのようだったり、止まりそうな呼吸だったり、息をしていないなど)この時点で胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始します。

4. 胸骨圧迫を開始する

胸骨圧迫の位置は胸の中央で胸骨(胸の真ん中の骨)の下半分です。

胸骨圧迫のポイントは以下の3点です。

胸骨圧迫のポイント

  1. 強く(深さ5cm以上)押す。
  2. 速く(1分間に100回以上の速さ)押す。
  3. 毎回胸を押した後は胸が元の高さまで戻す。

 

注目したいことは、人が倒れてから胸骨圧迫を開始するまでの時間は早ければ早いほどその人が助かる確率は高いです。

この事実は "Effect of bystander cardiopulmonary resuscitation inout-of-hospital cardiac arrest patients in Sweden" というタイトルで 2000年に Resuscitationに掲載されたスウェーデンの研究結果で証明されています。

合計9877人の病院外で心肺停止した患者さんのデータをまとめてくれています。

注目したいのは次のグラフです。

https://keizblog.site/wp/wp-content/uploads/2019/10/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-2019-10-26-15.14.00-1024x717.png

CPRというのが心肺蘇生、いわゆる救命処置を意味しています。

つまりこのグラフは誰かが救命処置をした場合と何もされなかった場合の2パターンで、時間経過に伴って生存するチャンスがどのくらいになるかというものを表しています。

このグラフから言えることは「時間が経過していくにつれ、救命できるチャンスが低下していくこと」そして「誰かが応急処置を実施することで救命のチャンスは高まる」ということです。

AED(自動体外式除細動器)ってどこにあるの?

AEDを取りにきたけど、どこにあるか分からない!なんてことになる可能性もあります。

ここではAEDのある大まかな場所をお伝えします。

病院などの医療機関

当然ではありますが、やはり病院や診療所などの医療機関には必ずと言っていいほど置いてあります。

歯科医院などの小さな場所でも設置されていたります。

また介護福祉センターなどにも設置されています。

大都市の駅であればほぼ間違いなく置いてあります。

駅員さんに聞けば持ってきてくれるでしょう。地方の駅になるともしかしたら置いてない場合があります。

学校、官公庁、スポーツセンターなどの公共施設

人が多く集まるような公共施設にも設置されています。受付の職員さんなどに確認しましょう。

コンビニエンスストアやデパートなどの商業施設

コンビニや百貨店などの施設にもAEDは置いてあります。

そのほか大きなマンションや企業ビルなどにも置いてありますので受付の方やコンシェルジュに聞いてみましょう。

AED(自動体外式除細動器)って使っていいの?

AED を手に入れたけど、倒れている人にホントに使っていいの?悪影響になったりしないの?と思う方が多いと思います。

ですが、そんな心配はご無用です。

AED を入手できたら、まず電源ボタンを入れてください。電源が入れば AED が音声ガイドでやり方を教えてくれ、その人に電気ショックが必要かどうかを自動で判断してくれます。

なので、医療知識のない方でも AED に従って行動すればオッケーです。

注意したいところは、AED が入手できなかったり入手できても使い方を調べたりするときに胸骨圧迫の手を休めることがないようにしてください。

大事なのは胸骨圧迫で、これは常に行なっている必要があります。

まとめ

人が倒れた時に一番大事なのは、異常に一刻も早く気づき、119番通報を行い、居合わせた皆さんがみんなで行動していれば、後遺症無く助かる人もいるというところです。

人が目の前で倒れたら まずは、あなたが行動してください。

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/