もうやめよう!サプリメントに無駄なお金を払うのは!

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今回はみなさんが日頃よく摂取しているサプリメントに関して

 

  • サプリメントの人気が凄すぎた件
  • サプリメントは人気でも、健康には役に立っていなかった件

 

この2つに関して医学論文を用いてお話しししていきます。

 

  1. 今や世界的に人気のサプリメント
  2. サプリメントの隠された欠点・・
  3. 文献紹介
  4. まとめ

 

今や世界的に人気のサプリメント

サプリメントは今やコンビニや薬局など至る所で手に入れることができます。

その種類も豊富で、マルチビタミンから種々の微量栄養素まで数多くのサプリメントを手軽に購入することができます。

政府の平成24年の調査によると、20-79歳までの「健康食品」を摂っている男女10000人の聞き取り調査で、サプリを毎日、または時々摂取している人の割合はなんと6割であったことがわかっています。

サプリメントをとる目的は人それぞれだと思いますが、大抵は「健康を維持する」目的で摂っていると思います。

その名の通りサプリメントの意味は「補う、何かを加えて完全なものにする」という意味になり、日常の食生活の中で不足しがちな栄養を補う意味で摂取することが一番の目的となっています。

サプリメントの隠された欠点・・・

ところがこれらのサプリメント、医学的に十分な効果が証明されているか疑問に思ったことはありませんか?

例えば、関節痛に効くとされるコンドロイチンなどのサプリメントなどは複数の大規模調査によって、偽の薬、いわゆるプラセボを飲んだ場合と大差がないことが言われています。

そのほかにも亜鉛やカルシウムなどのサプリメントは表記されているような効果が得られないとする研究結果もいくつか存在します。

それでは本当にサプリメントは摂取しても意味がないのでしょうか?

今回はサプリメントと死亡率に関する大規模な臨床研究が行われたのでその研究をご紹介します。

文献紹介

今回の論文は2019年に掲載されたアメリカの研究結果です。

20歳以上のアメリカ人30899人を対象に聞き取り調査を行い、”過去30日間のサプリメントの使用”と”食品やサプリメントから摂取する栄養量”を測定しました。

それらのデータをアメリカの大規模データにリンクさせて死亡率との因果関係を検討しています。

1年の研究期間中に合計3613人の死亡が確認されましたが、この時にサプリメントを常用していても、死亡率の結果には何も影響いていない、つまりサプリメントを飲んでも長生きしていないことが示されました。

ビタミンA・ビタミンK・マグネシウム・亜鉛・銅を日頃から摂取していた人は心臓血管系の死亡率が低かったという事実がありましたが、これは食事から摂取した栄養に限定されていました。

つまりサプリメントでの摂取では効果が現れていなかったのです。

以上の結果から大規模なデータ解析では、サプリメントを摂っても長生きすることはなく、病気の予防に関しては食事での栄養しか効果がないことがわかりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?みなさんが普段健康のために摂取しているサプリメントは、実は寿命を伸ばさなかったというデータが示されました。

これ以外にも様々な論文でサプリメントの効果が疑問視されています。

何れにせよ健康の維持を目的にするのであれば、普段の食生活に気をつけることが重要だ、ということですね。

サプリメントを摂ったからといって食生活が乱れたら元も子もないことは想像できると思います。

【参考文献】

  1. Association Among Dietary Supplement Use, Nutrient Intake, and Mortality Among U.S. Adults

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平: 整形外科専門医