【医師オススメ】糖尿病予防の飲み物8選!血糖値を下げるのは〇〇

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【後編】


皆さんの中に、糖尿病の患者さんはいらっしゃいませんか?

「糖尿病とまではいわれてないけど、健康診断で血糖値は少し高いといわれた」なんて人もいるのではないでしょうか?

もしくは、家族や友人にそのような状況の方もいると思います。

今回はその糖尿病を予防する飲み物を8つお送りします!

自分に合った飲み物を選んで、健康的な身体を作っていきましょう!

 

  1. ミネラルウォーター
  2. ブラックコーヒー
  3. 緑茶
  4. ほうじ茶
  5. 番茶
  6. 牛乳
  7. トマトジュース
  8. ルイボスティー
  9. まとめ

 

ミネラルウォーター

一部のミネラルウォーターには、バナジウムという物質が含まれています。

 

「このバナジウムを含むミネラルウオーターを飲むと糖尿病が予防できる」

 

こんな研究成果が発表され、話題になっています。

バナジウムという成分を多く含むミネラルウオーターがインスリンの効き目を改善させ糖尿病を防ぐことがわかったのです。

これは血糖値が高めの人に朗報です。

 

研究を行ったのは、中村学園大学のグループです。

健康な若い女性20人に、動物性の脂肪が多い食事(高飽和脂肪酸食)8日間食べてもらいました。

高飽和脂肪酸血糖値や血中インスリン値を増やし、血液をドロドロにして糖尿病を招く“悪玉”の脂肪として知られています。

 

実験の結果、食事と一緒にバナジウム水を飲むと、バナジウムを含まない水を飲む場合に比べ、血中インスリン値が4分の3に抑えられたのです。

これはバナジウムがインスリンの感度を高め、血液をサラサラに保ったと考えられています。

この時摂取したバナジウムの量は、1日あたりわずか80μg(0.08mg)とのことです。

 

実はこのバナジウム、糖尿病を改善する効果は従来から注目されており、糖尿病を治療する薬としても期待されているのです。

ただし治療効果が確認できた投与量は1日あたり数十mg

これに対し、治療ではなく予防であれば、この数百分の1の量で効果を期待できる可能性があるということです。

 

同じように、東京医科大学の研究でも、血糖値が高めの人を対象にバナジウムを1リットルあたり約65μg含む飲料水を飲んでいると、2カ月ほどで血糖値が下がって安定してくることが示されています。

ブラックコーヒー

オランダから「コーヒーと糖尿病に関する研究」世界で初めて報告されました。

それは、コーヒーを1日7杯以上飲む人は、1日2杯未満の人に比べて2型糖尿病の発症リスクが半分以下になるという驚くべき内容でした。

血糖値が下がる機序はいまだに解明されていませんが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールの働きによるものと推察されています。

コーヒーのポリフェノール病気や老化の原因になる活性酸素を除去する働きが強力です。

そのポリフェノールの含有量は、さまざまな食品のなかでもコーヒーがトップクラスです。

これが、膵臓の細胞を元気にして糖代謝を促進したり、腸管での糖の吸収を抑えたりすると考えられます。

この実験では飲み方を指定していませんが、成分から判断するとホットで飲んでもアイスで飲んでも健康効果に差はないと考えられます。

緑茶

ぺンシルヴァニア州立大学農学部の研究チームは、マウスを使った実験緑茶の成分を摂取すると糖尿病と関連のある検査値が低下するとを確かめました。

この実験では、糖尿病のマウスに緑茶の抽出物を摂取させ運動をさせたところ、16週間後

 

  • 体重: 27.1%減少
  • 腹部脂肪: 36.6%減少
  • 空腹時血糖値: 17%低下
  • インスリン値: 65%低下
  • インスリン抵抗性: 65%減少

 

という驚異的な結果になったのです。

一方で緑茶成分を摂取しなかったり、運動をしなかったマウスでは、体重や糖尿病の検査値の改善はみられませんでした

マウスが摂取した緑茶の量は、人間では1日8~10杯に相当し、緑茶を多めに飲む人の摂取量に近い量と言えます。

緑茶にはカテキンや天然の抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれ、これがインスリン分泌の改善にうまく働いているのです。

ほうじ茶

ほうじ茶緑茶と同じ茶葉を使用していますが、高温で焙煎する製造工程があるので香ばしいお茶の香りになるのが最大の特徴です。

ほうじ茶は血糖値を上げる恐れがあるカフェインの量も少なくなっています

ほうじ茶の血糖値を下げる成分として注目されているのは、

 

  • カテキン
  • ピラジン
  • テアニン

 

の3つです。

カテキン脂肪分解効果を持ちます。

また脂質、糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑制します。

ピラジン血管を広げる作用で抹消の血流をよくします。

これにより代謝の改善効果が期待できます。

テアニンリラックス効果があるアミノ酸の一種です。

血糖値を上昇させるストレスを解消してくれると言われています。

番茶

番茶に含まれる「ポリサッカライド」は、多糖類の一種でインスリンと同じような働きをして血糖値の上昇を抑える効果があると言われています。

 

  • 血糖値の抑制
  • 糖尿病の予防
  • 腎不全、緑内障などの糖尿病の合併症を未然に防ぐ効果

 

が期待されると言われています。

またポリサッカライドを構成するアラビノース消化酵素の働きを抑え、体脂肪が燃焼されるのを助けると言われています。

ポリサッカライドは水に溶けやすく、熱に弱いので、番茶は水出しで飲むのが効果的です

牛乳

牛乳を飲むと後の血糖上昇を抑えられるという結果も証明されています。

朝食のメニューを工夫すると、1日を通じて血糖コントロールに有利に働き、2型糖尿病の管理が改善する可能性があります。

 

研究グループは、朝食で高タンパク質の牛乳を飲んだ場合の血糖変動朝食後および昼食後の満足感」について調べました。

この研究はカナダゲルフ大学 人間・機能性食品研究ユニットダグラス・ゴフ教授らがトロント大学と共同で行ったもので、詳細は科学誌「Journal of Dairy Science」に掲載されました。

「朝食でシリアルとともにタンパク質を豊富に含む牛乳を飲んだとき」「水を飲んだとき」とを比較する試験を行った結果、牛乳は食後の血糖値の上昇を抑えることが判明しました。

朝食でタンパク質を摂取すると「セカンドミール効果」を得られ、昼食以降の食欲も抑えられることも分かったのです。

「セカンドミール効果」とは、最初にとる食事(ファーストミール)が、次にとった食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響を及ぼすという現象のことです。

朝食で糖質が少なく食物繊維の多い食品を選ぶと、朝食後の高血糖を抑えられるだけでなく、昼食後も血糖値の上昇を抑える効果を得られるということになります。

 

そのため朝食のメニューが1日の血糖コントロールに影響すると考えられており、牛乳はその血糖コントロールに大いに役に立っていると考えられています。

トマトジュース

トマトジュースに含まれるリコピンは、強い抗酸化作用や生理活性物質の増加を助けることから血糖値改善にアプローチすると言われています。

トマトジュースを継続的に摂ることで血糖値が下がったという研究結果があります。

これはリコピンの抗酸化作用により血中の活性酸素が除去され、インスリンの働きを促すことで血糖値が下がったと考えられます。

また、脂肪細胞から分泌される生理活性物質のアディポネクチンインスリンの作用を促すと言われており、リコピンにはそのアディポネクチンを増加させる働きがあるとも言われています。

ルイボスティー

南アフリカ共和国の限られた地域で自生している針葉樹の1種のルイボス。

そのルイボスの葉を乾燥・発酵させたのがルイボスティーです。

煮出すと赤色で渋みが少なく、カフェインが含まれていないことから、健康茶として1990年頃より日本でも飲み始められました。

ルイボスティーには、マグネシウムやカリウムなどのミネラル類フラボノイドの1種であるアスパラチンという成分が含まれています。

アスパラチンには体にとって不要な活性酸素を除去する働きに加え、血糖値の上昇を抑制し糖尿病を予防する効果があると言われています。

またルイボスを乾燥・発酵させない「グリーンルイボスティー」にアスパラチンがとくに多く含まれているそうです。

食事の際に飲み物をルイボスティーに変えることで、血糖値の上昇が穏やかになる効果が望めるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

糖尿病を予防する飲み物を生活の中に取り入れて、健康的な生活を送っていきましょう!

お茶、コーヒー、牛乳、トマトジュースと多岐にわたる飲み物が糖尿病を予防する効果があると判明してきておりますので、自分のお気に入りの飲み物から初めて、そこに運動の習慣もつけてもらえれば最高です!

ただし、コーヒーにミルクや砂糖を入れすぎるのは控えてくださいね(笑)

 

今回の記事は以上となります。

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【参考文献】

  1. 渋市郁雄, 安江正明, 加藤克彦, 渡邉泰雄. バナジウム含有天然水の糖尿病改善作用における考察. Biomedical research on trace elements. 2006;17(1):11-6.
  2. 畚野純, 桜井弘. バナジウム化合物の吸収性に基づいた血糖降下作用. In日本薬物動態学会年会講演要旨集 第 17 回日本薬物動態学会年会 2002 (pp. 83-83). 一般社団法人 日本薬物動態学会.
  3. Research suggests that green tea, exercise boost weight loss, health (ペンシルヴァニア州立大学 2014年4月2日)
  4. Increasing daily coffee consumption may reduce type 2 diabetes risk (ハーバード公衆衛生大学院 2014年4月24日)
  5. Consuming milk at breakfast lowers blood glucose throughout the day. Effects of protein composition and concentration detailed in a new study from the Journal of Dairy Science.
  6. Moe Sasaki, Nami Nishida, and Masako Shimada. A Beneficial Role of Rooibos in Diabetes Mellitus: A Systematic Review and Meta-Analysis. Molecules 2018, 23, 839.
  7. Kawano A, Nakamura H, Hata SI, Minakawa M, Miura Y, Yagasaki K. Hypoglycemic effect of aspalathin, a rooibos tea component from Aspalathus linearis, in type 2 diabetic model db/db mice. Phytomedicine. 2009 May 1;16(5):437-43.

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平: 整形外科専門医