【脅威】世界で最も人をあやめている生物 【前編】

Medivery

【前編】


人の死因ってどんなものを想像しますか?

癌や肺炎、老衰など様々な死因が思い浮かぶと思います。

今回は、そんな死因の中でも”生物による人間の死因”を 2019年の統計を基にランキング形式でお伝えします。

なかなか日本ではなじみのない生物も多いと思いますが、医学のトリビアとして学んでいただければと思います。

今回はTop20~11までの前編になります!

 

  • 第20位: サメ
  • 第19位: オオカミ
  • 第18位: クラゲ
  • 第17位: トラ
  • 第16位: ハチ
  • 第15位: ライオン
  • 第14位: 象
  • 第13位: かば
  • 第12位: ワニ
  • 第11位: サナダムシ
  • 後編へ

 

第20位: サメ

サメによる死者数は6人でした。

正直、意外と思われている方が多いかもしれませんが、実はサメさんはそんなに人を殺してないのです。

サメは本当はとても大人しい性格で、人を襲う時はアザラシと勘違いして襲ってるなんていう話もあります。

「サメは恐ろしい生き物!」という印象を与えたのは例の「ジョ〇ズ」という映画の影響かもしれません。


第19位: オオカミ

オオカミによる死者数は10人でした。

現在、日本には生息していないオオカミ。

人間を襲うことは滅多にないといわれていますが、オオカミは獲物の頭と顔をナイフのような鋭い犬歯と強力な顎で、獲物が息絶えるまで噛み続けるといわれています。

大抵は群れをなしているため、もし襲われた時は複数の狼に襲撃されてしまいます。

日本には以前ニホンオオカミという固有のオオカミがおりましたが、現在は絶滅しています。


第18位: クラゲ

クラゲによる死者数は 40人でした。

猛毒種のクラゲに刺されると神経毒が身体中に広がり、アナフィラキシーショックを引き起こし心停止に至ることもあります。

台風の後などに浜辺に打ち上げられたクラゲも、死んでいるかのように見えて毒は持ち続けているので要注意です。

日本近海にもエチゼンクラゲなど猛毒種が存在しますので、合わせて注意してください。


第17位: トラ

トラによる死者数は 50人でした。

虎は群れを作らず、単独で生活し狩りを行います。

小さな獲物であればその強力な顎で脊髄を噛み砕き、大きな獲物であれば喉に食らいついて呼吸困難・出血死を狙います。

人間にとってはどちらも致命傷となりますので要注意です。

日本には野生のトラはおりませんが、動物園でトラの飼育員が襲われ死亡した事例が数件あります。


第16位: ハチ

ハチによる死者数は 60人でした。

ある種の蜂毒はアナフィラキシーショックを引き起こし、それに伴う気道の浮腫が呼吸困難を誘導し死に至らしめます。

日本にもスズメバチをはじめ毒を持つ蜂が身近に多数いるので要注意です。

ハチに刺されたらすぐに病院へいきましょう。


第15位: ライオン

ライオンによる死者数は 100人でした。

アフリカのタンザニアでは少なくとも563の村がライオンに襲われたり、南アフリカでは夜中に保護区を横切るモザンビークの難民がライオンに襲われたりと、実際の犠牲者の数はこの数値を上回ると言われています。

トラと同様に日本には野生のライオンはおりませんが、動物園の飼育員が噛み殺された例があります。


第14位: 象

象による死者数は 100人でした。

まれに野生の象が村に侵入し、家を破壊して住民を踏み潰すことがあります。

飼育下においても人を攻撃することがあり、日本でも動物園の飼育員や飼育小屋への侵入者が踏み潰された例が報告されています。

ちなみにインドでは罪人の頭を象に踏み潰させるという処刑方法が存在したそうです。


第13位: カバ

カバによる死者数は 500人でした。

カバの縄張り意識は強く、これに気づかずに侵入した人間を攻撃するといわれています。

噛む力は1トンを超えるそうで、動物園で生後5ヶ月から飼育していたカバに飼育員がかまれてバラバラにされた事例も存在します。

基本的には草食ですが、時々ワニやシマウマを襲って食べることもあり、一部では動物界最強の生物はカバだといわれております。


第12位: ワニ

ワニによる死者数は 1,000人でした。

第2二次世界大戦のラムリー島の戦い(現ミャンマー)で日本軍が撤退した時、川を渡る際に多くの日本人兵がワニに食べられたという記録が残っています。

その時は一晩で1,000人もの命が犠牲になったそうです。

日本には野生のワニは生息しておりませんが、伊豆の熱川バナナワニ園では30種類といわれるワニのうち半数以上の17種類のワニ・合計140頭が飼育されています。

ワニに興味のある方はぜひ足を運んでみて下さい。


第11位: サナダムシ

サナダムシによる死者数は 2,000人でした。

人を最終宿主とする種が存在し、無症状で人の体内に何年も住むことができます。

危険な種は、

 

  • 皮下
  • 眼球
  • 肝臓

 

に入り込んで臓器を食い荒らし、

 

  • てんかん発作
  • 失明
  • 認知症

 

などの症状につながり、場合によっては死に至るケースもあるようです。

近年、清潔となった日本でも、海外での感染のみならず、国内感染したという症例も多く存在しています。


後編へ!

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平: 整形外科専門医