あれっ、あの人、サイコパスかも・・・?

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「最近、人間関係で消耗している…」

「人と接するだけで疲れが溜まっていく…」

 

このように、人間関係をストレスに感じている人は、身近に「付き合うと自分が損をする要注意人物」がいるかもしれません。

それを我々はサイコパスと呼びます。

今回は、関わると自分が損するタイプの人間の見分け方と、溜まってしまったストレスを解放し、平穏な日々を取り戻す方法についてご紹介します。

 

目次

  1. サイコパスって?
  2. サイコパスの見分け方
  3. 負の感情への対処法
    1. 感情を書き出す
    2. グリーンエクササイズ

     

      サイコパスって?

      サイコパスとは、我々のパーソナリティの特徴の一つです。

      他人への共感や罪悪感を抱かない人と言われ、心理学ではナルシストやマキャベリスト、そしてこのサイコパスの3種類のパーソナリティを総称しダークトライアドと呼んでいます。

      これらの特性を持った人々は、社会的苦痛や重大な問題を引き起こす恐れがあるとされています。

      当然、関わりたくないですよね。

      それではこのサイコパスの気質を持っている人たちは、いったい我々の周りにどの程度の割合で存在するのでしょうか。

      マニトバ大学を中心とする研究チームが、インターネットの誹謗中傷に関するアンケート調査を実施したところ、ネット上で誹謗中傷をし相手を困らせて喜びを感じる人は、ネットユーザー全体の約5.6であることが判明しました。

      そして、研究チームが誹謗中傷を行なう人たちの性格も調査したところ、彼らはダークトライアドの気質を持っていることが判明したのです。

      この5.6%という数値ですが、具体的に言うと20名程度の集団であれば、確率的に1名はダークトライアドの気質を持った人がいるということです。

      学校のクラスに2−3人程度いることになりますので、結構な確率だと思いませんか?

      自己中心的で、他者の苦しみを喜ぶような人と関われば、痛い目を見るのは容易に想像できます。

      できればなんとかしてダークトライアドの人とは関わりは持ちたくありません。

      サイコパスの見分け方

      このような人たちを避けるには、どうしたらよいのでしょう?

      アメリカのワシントン大学は、209人の被験者に対し、ダークトライアドの要素を持つ人を見分けられるか実験を行ないました。

      実験で使われた顔写真は、「普通のパーソナリティの人」と「サイコパス度やマキャベリスト度の高い人たち」の顔写真を用意しました。

      すると、被験者は60%の確率で、ダークトライアドの要素を持つ人たちの顔を言い当てたと言われています。

      つまり私たちは、半分以上の確率でダークトライアドを感覚的に見分けることが可能なのです。

      負の感情への対処法

      「この人、なんか変かも」と思ったら、自分の直感を信じ、自分が傷つく前に近づかないようにするのがいいかもしれません。

      サイコパスと関わらなければいいのですが、仕事上どうしても上司がサイコパスで関わらなければいけない、社交上避けられない、こういう状況の方もいると思います。

      ところが我慢してサイコパスを相手にしてストレスを溜めてしまうと、他人に攻撃的になってしまい、自分自身もトラブルメーカーになってしまう可能性があります。

      そうならないためにも、負の感情を放出するコツをつかまなければなりません。

      ここでは、サイコパスと関わって溜まってしまった負の感情を吐き出す方法2つを科学論文をもとにお話ししたいと思います。

      1:感情を書き出す

      1つ目は、感情をノートや紙に書き出すことです。

      嫌なことがあったときに紙に書き出す行為は、「ライティングセラピー」と呼ばれており、臨床心理士が被験者の感情を評価・治療するときにも使われている方法です。

      米国の心理学者であるペネベイカー博士の研究によりますと、心の内にこもったネガティブな感情を筆記して表に出すことはセラピー効果、つまり感情を落ち着かせる効果があると言われています。

      負の感情を書き出すことで心の中に留まることを防げますし、紙に書かれているのを見ることで自分の感情を客観視できるようになり、解決の糸口が見つかる可能性があります。

      また、ポジティブな内容を書き出すことにも、心理的に良い効果が期待できます。

      夜寝る前に10〜15分ほど「すべてがうまくいったと想像して、将来の最高の自分を思い描き、紙に書く」ことをお勧めします。

      これを継続することで、「ポジティブな感情が増した」「気持ちが前向きになった」という結果が報告されていますので、是非みなさんも取り入れてください。

      2: グリーンエクササイズ

      2つ目にご紹介するのは、グリーンエクササイズです。

      英国エセックス大学の研究で、1,250名の被験者を対象に行なった調査によると、たった5分間、自然の中で運動するだけで気分がよくなり、自信を得る効果が見られたと言われています。

      緑の中で運動をすることにより、最初の5分間でメンタル面に大きな変化が見られ、その後も気分の改善がある程度長期的に認められています。

      研究チームの発表によりますと、グリーンエクササイズは精神的に参っている人やストレスが溜まっている人に特に効果的と言われています。

      国内の研究でも、グリーンエクササイズの効果が証明されています。千葉大学では被験者を「森を15分散策するグループ」「都市の中心部を15分歩くグループ」の2つに分けて調査しました。

      結果、森を散策したグループは、ストレスホルモンのコルチゾールが16%減少し、ストレスが減少した影響で血圧が2%、心拍数は4%低下したとの報告があります

      ストレスを和らげたい人にとって、自然の中でのエクササイズは非常に効果的です。

      仕事の休み時間や休日に、近所の公園などで軽く散歩してリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

      【参考文献】

      1. Nicholas S. Holtzman(2011), “Facing a psychopath: Detecting the dark triad from emotionally-neutral faces, using prototypes from the Personality Faceaurus,” Journal of Research in Personality, No. 45, pp. 648-654.
      2. BBC News|‘Green’ exercise quickly ‘boosts mental health’
      3. ナショナルジオグラフィックhttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/16/041900009/041900001/

      【監修医師】

      1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
      2. 小山翔平: 整形外科専門医