なぜ男はDVをするのか?

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皆さんはDVという言葉を聞いたことはありますか?

DV: ドメスティックバイオレンスとは配偶者や恋人、家族などからの暴力を指します。

近年ではコロナウイルスによる自宅自粛によりDVの頻度が上がっているとも言われています。

そんなDVですが、「そもそもなんで男性はDVをするのだろう?」と思ったことはありませんか?

今回は、科学論文を使ってDVに走りやすい男性の特徴をご紹介します。

 

  1. DVとは
  2. DVをする男性の特徴
    1. 1:女性は理解できない生き物だと思い込んでいる
    2. 2.女性はいつも男に興味があると思い込んでいる
    3. 3:男の性欲はコントロールできないものだからと開き直る
    4. 4:女性は男の要求に応えるのが自然と考えている
    5. 5:世の中は危険だらけで敵ばかりだと考えている
  3. 女性がDVをするケース?
  4. まとめ

 

    DVとは

    DVは配偶者や恋人を暴力によって支配します。

    DVの暴力にはいろいろな種類が知られており、殴る蹴るだけでなく、言葉や経済的な暴力もあります。

    それでは、DVしやすい男の特徴とはどのようなものでしょうか?

    2004年に掲載されたニュージーランドの研究結果からお話しします。

    DVの罪で投獄されている男性37名をピックアップし、長期間のインタビューを行いました。

    女性に対してDVをする男性は何を考えてそんな行動に出るのかを調べようとしたものです。

    その結果、合計で5つの特徴が示されました。

    DVをする男性の特徴

    1:女性は理解できない生き物だと思い込んでいる

    女性というものはわけがわからないものだと考えている傾向が高いようです。

    男性と女性を別の生き物と捉え、基本的にわかり合えないものと考えている男性はDVしやすい傾向にありました。

    この理由として、男性はは論理的に物事を考えますが、女は何考えているかわからないと認識してしまうためです。

    ですから相手のことを理解しようとかコミュニケーションをとろうとする意識が生まれないので手を出してしまうことがわかっています。

    2.女性はいつも男に興味があると思い込んでいる

    2つ目の傾向は女性はいつも男性を求めていると思い込んでいます。

    女性の行動、例えば、靴・服・美容といった行動は男性の気をひくためにしていると思っているようです。

    女性側はただ可愛くなりたくてオシャレしたり、自分が好きでしているだけなのに男の気をひくためにしていることだと決め付けてしまいます。

    DVをしやすい男性はこの点で勘違いを起こしているようです。

    相手からは何も思われていないのに、「アイツ俺に気がある」みたいに勘違いしやすいのもDVしやすい人の特徴と言われています。

    3:男の性欲はコントロールできないものだからと開き直る

    男の性欲を抑えることは不可能で、女性はそれをわかっていないからダメなんだ、と思う男性はDVをする可能性が高いと言われています。

    一般的に自己コントロールができないことに対して反省するどころか、開き直るというのは危険です。

    さらに、性的な暴力を容認するような発言には注意が必要です。

    ですから、有名人の不倫やDVなどのゴシップ話で、「男だから仕方がない」と擁護する側にまわったりする男性に対しては気をつけたほうがいいかもしれません。

    4:女性は男の要求に応えるのが自然と考えている

    いわば、亭主関白な考えの男性を指します。

    女性とは男性の言うとおりに動くのが普通だと考えているようです。

    最初は女性の欲求を満たすために女性が好むことをしますが、そのうちに見返りを求めるような行動をとると言われています。

    自分の欲求を満たすのが当然と思っているので、それが叶わないとわかるとDVに走ってしまうと言われています。

    5:世の中は危険だらけで敵ばかりだと考えている

    これは味方がいない孤独な男性に多い特徴です。

    世の中はいつ騙されるかわからないし、危険なことばかりで他人は信じられないと考えています。

    どうせ世の中は弱肉強食なんだから、自分より弱い女性はねじ伏せ、自分が力で思うようにしてもいいと思ってしまうようです。

    いつ自分が弱者に回るかわからず、強者であれば弱者に何をしてもいいと思い込んでいる男性に多い特徴です。

    この考えも当然女性に対してはDVという形で現れてしまう傾向にあります。

    女性がDVをするケース?

    また、近年では女性が男性に対してDVをするケースも増えています。

    女性がDV加害者となる場合、男性に対する直接の身体的暴力よりも、どちらかというと精神的暴力、言葉の暴力などのいわゆるモラハラが行われるケースが多いと言われています。

    さらに、女性がDV加害者の場合、男性が加害者になるケース以上にエスカレートすることがあります。

    男性が加害者で、女性が被害者の場合、女性が大けがをして耐えられなくなるため、男性が一時的に反省したりします。

    これに対し、女性が加害者の場合、男性は我慢してしまうことが多いので、女性はDVをとどめるきっかけがなく、むしろ「相手が反応しない」ことによりいきり立って、暴力が酷くなってしまうとも言われています。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?

    あなたの身の回りの男性で、この5つの特徴を持っている人がいたら要注意です。

    また、もしあなたが今、DVの被害に遭っているのであれば、なるべく早めに相談窓口や専門家に相談しましょう。

    DVの被害から抜け出すだけでなく、DVのない社会をつくることにもつながります。

    【参考文献】

    1. The Implicit Theories of Rapists: What Convicted Offenders Tell Us
    2. Sexual offenders’ cognitive distortions as implicit theories

    【監修医師】

    1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
    2. 小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/