手を繋ぐだけで相手とシンクロ出来る!?

Medivery


❤シンクロ率 100%❤

 

愛し合っていると「手をつなぐだけ」で脳波が同期するということを、皆さんご存知ですか?

こんなエヴァンゲリオンのような出来事が実際に確認されているのです。

この現象を知り、日常生活に生かすことができれば、心を寄せているパートナーの痛みや苦痛を軽減してあげることができるかもしれません。

 

今回は、「パートナー同士が心拍数や呼吸数を共有できて、相手の苦痛を取り除くことかできる」という事実を、医学論文を用いてお伝えします。

既にパートナーがいる人も、これからパートナーが出来る予定の人も最後までご覧ください!

 

  1. 人間のパートナー間では常にシンクロがおきている
  2. 動物界でのシンクロ現象
  3. シンクロに関する研究・論文
    1. 研究方法
    2. 研究結果
  4. まとめ

 

人間のパートナー間では常にシンクロがおきている

無意識のうちに一緒に行動し、同じリズムで歩き、仕草までもがそっくりになる──。

愛し合っているカップルにはよくあることですね。

 

ある研究によると、人と人の間でこうした「シンクロ」が起きるきっかけは、パートナー同士の接触によるものだといわれています。

生理的機能(せいりてききのう)をカップリングさせるこの現象によって、2人の心臓や呼吸のリズムが一致し、さらに痛みを減少させることが示されています

 

この現象を基に、アメリカ・コロラド州立大学の研究者たちは、意図的にパートナーたちに共感を得られるような体験をさせ、たくさんのスキンシップをとらせることで生理的反応を変化させ、薬物に頼らずに痛みを改善する方法を研究しています。

動物界でのシンクロ現象

ちなみに動物界ではさまざまなシンクロ現象が知られています。

たとえばカエルの鳴き声ホタルの発光(おおかみ)の遠吠えなどがその代表例で、個体間のシンクロがみられますね。

 

それと似たイメージで、実はヒトでも他人の姿勢や行動を模倣したりする傾向があり、シンクロは社会行動において重要な役割を果たしていると言われています。

身近な例を出しますと、感動的な映画を集団で見ているときに心臓のリズムがシンクロしたり、合唱曲を歌っているときに呼吸や心拍数がシンクロすることはご存知でしたでしょうか?

恋人同士の関係でも、場合によってはただ一緒にいるだけで、呼吸や心拍数がシンクロすることもあることがわかっています。

シンクロに関する研究・論文

しかし、こうしたシンクロを促す条件はまだ解明されていませんでした。

「サイエンス・デイリー」紙の記事によると、論文の著者ゴールドスタイン氏自分の娘の出産に立ち会ったとき、妻の手を握ると分娩時の痛みが軽減しているように思えたのです。

そのため、 ゴールドスタイン氏らの研究では、カップルのシンクロを促す可能性のある条件として「痛み」「手に触れること」に注目して実験が行われています。

研究方法

この実験では22組のカップルに対して、分娩室(ぶんべんしつ)を模した環境で色々な条件のもとに呼吸・心拍数同調するかを調べ、痛みの度合を評価しました。

実験では以下のような条件設定されています。

 

  • 女性への穏やかな痛み刺激がある場合とない場合
  • 男性がパートナーの女性の手に触れる場合と触れない場合

研究結果

この実験より

  • パートナーと手をつないでいると、手をつないでいないときより女性の痛みが軽減された
  • 女性への痛み刺激があるときもないときも、手をつなぐとパートナー間の呼吸がよりシンクロした。
  • 女性への痛み刺激があるときには、手をつなぐとパートナー間の心拍数がよりシンクロした。
  • 手をつないでいるとき男性パートナーの共感度合が高いほどパートナー間のシンクロが強化された。

ということがわかりました。

これらの事実から、

 

「パートナー間で手をつなぐことで呼吸数や心拍数がシンクロし、痛みが軽減される」

「男性パートナーの共感度が高いほどその効果が高まる」

 

という現象が証明されたのです。

しかし、あくまで「この現象が実際に起こっている」ということが証明されただけであり、“呼吸数や心拍数のシンクロ”と“手をつなぐことによる痛みの緩和”が“なぜ生じるのか”というメカニズムについてはまだわかっていません

現段階では「脳の特定の部位の活性化」「下垂体(かすいたい)から分泌されるオキシトシン」が関係しているのでは?”という可能性が示唆(しさ)されていますが確証は得られていません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

手をつなぐという行為は、パートナーとの関係にとって非常に大切なことだとういうことが科学的にも改めて示されました。

手をつなぐことは、場合によっては言葉のコミュニーケーションと同じくらいパートナーに重要なことを伝えているのかもしれません。

パートナーが痛みなどで苦しんでいる状況では、このようなスキンシップを大切にしたいですね!

 

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【参考文献】

  1. Goldstein, P., Weissman-Fogel, I. & Shamay-Tsoory, S.G. The role of touch in regulating inter-partner physiological coupling during empathy for pain. Sci Rep 7, 3252 (2017)

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平: 整形外科専門医