【絶対に見逃さないで】糖尿病の初期症状とは?【最近喉乾かない?】

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糖尿病は国民病といわれるほどメジャーな病気であり、患者数は年々増加しています。しかし、自覚症状に乏しく、特に初期段階ではほとんど症状を感じることがないので気付いたら悪化しているのが糖尿病の怖いところです。

そこで今回は、糖尿病の恐ろしさや怖い症状をお伝えし、糖尿病となった場合でもできるだけ早期に症状を自覚できるような知識をお届けしようと思います。日々の健康管理に役立てていただければ幸いです。

 

  1. 糖尿病とは?
    1. 1型糖尿病
    2. 2型糖尿病
  2. 糖尿病初期によく見られる初期症状
    1. 食欲が異常に増進する
    2. 体が疲れやすくなる
    3. 異常にのどが渇く
    4. 足の症状
  3. 糖尿病を放っておいたらどうなるの?
    1. 糖尿病神経障害
    2. 糖尿病網膜症
    3. 糖尿病腎症
  4. まとめ

 

糖尿病とは?

まずは糖尿病についてお話しします。

糖尿病は 1型と 2型があるのはご存知でしょうか。その違いから簡単にご説明しますと

  • 1型: 遺伝的に発症
  • 2型: 生活習慣が原因で発症

ととらえてください。そのうえで、それぞれのタイプの糖尿病について掘り下げてみます。

1型糖尿病

こちらが遺伝が関与している糖尿病です。糖尿病患者全体のわずか3~5%といわれています。急激に発症することが多く、幼児期から青年期の若い年代に発症しやすいといわれていますが、高齢者も含めすべての年代で発症の可能性があります。膵臓でインスリンが産生できない状態になってしまうため、インスリン注射でインスリンを補う治療を行います。

2型糖尿病

こちらが一般的に「糖尿病」と言われているタイプであり、生活習慣が原因となります。糖尿病患者全体の 90~95%が 2型糖尿病といわれています。徐々に血糖値が上がり、自覚症状がない場合が多いです。40歳以上に多くみられますが、最近では若い世代でも発症します。肥満精神的ストレスがあり、アルコールを摂取する人の発症リスクは高くなると言われています。このように症状として自覚しづらいのも二型糖尿病の特徴で、たまたま受けた健康診断でわかるというケースも多いです。1型糖尿病と異なり「インスリンが分泌できない!」とまでは至りませんが、

  • インスリン分泌量低下
  • インスリン抵抗性

により、インスリンの効果が減弱し、血糖を処理しきれなくなってしまいます。最初は食事療法・運動などで治療し、必要に応じて内服薬やインスリン注射を導入します。

糖尿病初期によく見られる初期症状

それでは次に糖尿病の症状についてみてきます。糖尿病は自覚症状がなく進行しやすい病気です。ですので、なかなか最初の段階から糖尿病に気付くことは難しいのですが、早期発見して進行を予防することが非常に重要です。初期に見られやすい症状を以下にまとめました。

食欲が異常に増進する

血液中に異常に増えたブドウ糖を処理しようとしてインスリンが多く分泌され食欲が増進します。そして、さらに食事をとることでブドウ糖を摂取して血糖値が上がりインスリンが分泌されるという負の連鎖に陥っていきます。このようにして初期には体重も増えていきます。

しかし、糖尿病が進行してくると痩せてしまうといわれています。インスリン不足・インスリン抵抗性でブドウ糖をエネルギーとして吸収できなくなった体が、代わりのエネルギーとして筋肉や脂肪をエネルギーに変えようとします。結果として筋肉や脂肪がどんどんと分解され、急激に痩せてしまうのです。

体が疲れやすくなる

今お伝えしたように、筋肉や脂肪をエネルギーとして使ってしまうので筋力が低下し体が異常に疲れやすくなります。また食後に眠くなる場合も多いです。

異常にのどが渇く

血糖値が高くなると血液はドロドロとして濃くなります脳はこの状態を脱水状態と判定し、水を飲むようにと脳から指令が出ます。結果として喉が渇いて大量に水をのみ、腎臓から尿として水分が大量に排泄されるので尿の回数も増えていきます

足の症状

糖尿病になると毛細血管が傷つくなどしてダメージを受けやすくなります。それにより、感覚や運動をつかさどる自律神経にダメージを与え、足に症状が表れていきます。具体的には以下のような症状が知られています。

  • 足がしびれる、ほてる、冷えやすくなる
  • つりやすい、こむら返りがおこる
  • 足に違和感があり皮膚が乾燥する、ひび割れる
  • 巻爪になる、タコができている

これらの足の症状は血液の滞りで起こっていることが多いものです。足に違和感を覚えたら、早めに病院で検査を受けましょう。 また尿や汗に混じっている糖が皮膚につくことで菌が増殖し、外陰部や皮膚にかゆみを生じるのもひとつの症状です。

糖尿病を放っておいたらどうなるの?

このように、糖尿病に気付いたら病院・クリニックを受診してください。そして、問診・血液検査などでしっかりと検査したうえで糖尿病と診断されたら「食事療法・運動療法」から治療を開始していく必要があります。

ところが、ここでライフスタイルを改善しないと後々恐ろしいことを招いてしまう可能性があるのです。 糖尿病は、放置した場合に続発する3つの怖い合併症が知られています。一つずつ見ていきましょう。

糖尿病神経障害

最も早い段階で発症するとされているのが神経障害です。症状の表れ方は個々によりますが、手足などの末梢神経の障害が主です。自律神経の障害も現れるようになるといわれておりますが、症状としては

  • 手足の感覚がだんだんと鈍くなる
  • 指先がしびれる

という方が多いようです。

糖尿病網膜症

血糖値が高い状態が続くと網膜の血管が損傷して視力が弱まります悪化すると視力がほとんどなくなってしまい、最悪の場合失明の可能性も出てきてしまうのです。現在の日本の失明の原因疾患として、緑内障についで2番目に多いのがこの糖尿病性網膜症だといわれています。

糖尿病腎症

糖尿病腎症は初期の段階で気づくのが難しいと言われており、気付かないまま病状が進行していきます。最悪の場合、腎臓のダメージが大きすぎて腎臓が機能しなくなり透析療法となる方もいます。この透析になってしまう原因疾患として、圧倒的な1位が糖尿病性腎症です。そうならないためにも、糖尿病腎症は初期の段階での血糖コントロールが重要です。早期発見・早期治療が肝心となりますので、定期的な検診や病院受診を心掛けてください。

その他

このような合併症のほか、糖尿病は動脈硬化を招き、危険な合併症として

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

なども引き起こしやすくなります。

まとめ

ここまで何度も繰り返してきた通り、糖尿病は自覚症状が少ない病気です。早期発見が難しい病気ではありますが、

「最近、生活習慣が乱れてるなぁ…」

と自覚している人は、検診で自分の血糖値をチェックしてみてください。そして、糖尿病関連の項目である

  • 空腹時血糖
  • 随時血糖
  • HbA1c (ヘモグロビン エー ワン シー)

などが引っかかる方は糖尿病の可能性があります。すぐに内科の先生に相談しましょう。

逆に、このようにして早期発見・治療することができれば、大事になる前に症状の悪化を防げる病気です。そもそも、検診で引っかからることすらないように、日頃から食生活に気を付けたり適度な運動を心がけ、何か体に異変を感じたらためらわず病院を受診しましょう。

 

今回の記事は以上となります。

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【参考文献】

  1. 荒木栄一. 1. 糖尿病診療ガイドライン 2019 について. 糖尿病. 2020 Oct 30;63(10):674-7.
  2. 日本糖尿病学会

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/