【放置厳禁】見落とされがちな自律神経失調症の症状17選

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私たちの腕や足は「動かそう!」と意識したら動かせますよね。しかし、「腸を動かそう!」と思っても動かせません。腸は勝手に自動的に活動してくれています。このように体の中を自動的に動かしてくれる神経を「自律神経」といいますが、この自律神経の調子が悪くなることで色々な症状が出てしまいます。この病気を「自律神経失調症」といいます。
今回はそんな自律神経失調症の症状や治療法、うつ病との違いについてお伝えします。また、この内容は主にこのような症状がある方に向けた記事です。
こんにちは、メディバリー大学病院です。
このブログでは医師監修の元で病気や健康について発信しています。興味をもたれた方は是非ブックマークをしていただけると嬉しいです。

 

    1. 自律神経失調症の症状
    2. 自律神経の役割
    3. ストレスが自律神経に及ぼす影響
    4. 自律神経失調症の原因 
    5. 自律神経失調症とうつ病
    6. 自己判断は厳禁
    7. ストレスの軽減が第一
    8. まとめ

 

自律神経失調症の症状

自律神経失調症の主な症状は、身体の症状と精神の症状に分けられます。身体症状としては、だるさ、耳鳴り、めまい、手足の痺れ・冷え、ほてり、動悸、食欲低下、下痢・便秘、不眠、頭痛、肩こりなどがあります。精神症状としては、イライラ、不安、焦り、集中力の低下、落ち込み、情緒不安定といった症状があります。これらはあくまで一般的な症状であって、人によって大きく異なります。
また更年期障害やうつ病など、他の疾患による症状が重なることが多いです。 自律神経は全身の器官をコントロールしているため、そのバランスが崩れてしまうとさまざまなからだの症状が現れます。その症状には個人差が大きく、慎重な診断が必要とされています。
ではどうすれば自律神経失調症を遠ざけることができるのか。そのためまずは私たちの体に張り巡らされている自律神経の機能を理解する必要がありますので、見ていきましょう。

自律神経の役割

自律神経は、意識してコントロールすることができない体の働きを動かしている神経です。人間は手や目などを意識して動かしていますが、内臓、血管などの動きをコントロールすることはできません。
そういった部分の動きを司っているのが自律神経です。
日々生活する中で、意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化するため胃を動かしたり、体温を維持するため汗をかいたりするのは、自律神経があるからです。さらに自律神経には2つに分類され、交感神経人が起きている時、あるいは緊張している時などにはたらき、副交感神経睡眠時やリラックスしている時に働きます。

ストレスが自律神経に及ぼす影響

ストレスは体によくない、ということはわかっていてもなぜそれが体に悪影響を及ぼすのか、ということまで理解されている方は少ないのではないでしょうか。交感神経と副交感神経のうち、人が起きて活動している間に働いているのは主に交感神経です。つまり、ストレスは交感神経が働いている間に蓄積されることになります。そして蓄積したストレスが溢れてしまうと、本来であれば休息時に働く副交感神経への切り替えがうまくいかなくなり、睡眠中も交感神経が働いてしまうために寝つきが悪くなったりしてしまい、睡眠障害が発生、そして疲労が蓄積して体のさまざまなところに不調をきたす、といったようなことが起こりえる状況が作られてしまいます。ストレスは体に良くない、といのはこういった理由からです。

自律神経失調症の原因

自律神経失調症は、原因が異なる場合その症状も異なって来ることがあります。多くの場合はストレスが原因になっていますが、ストレス以外にも自律神経の乱れの原因となるものはいくつか考えられます。不規則な生活リズムによって睡眠障害が現れて自律神経が乱れてしまったり、中にはそもそも体質的に自律神経が乱れやすい、という方もいます。女性の場合などは、ホルモンバランスの変化が原因になるなど、人それぞれ原因が異なります。こういったこと全てが自律神経失調症の原因となりうるため、その原因がどこにあるか見定めるためには、生活から体質仕事や住環境など、広く探る必要があり、それぞれに応じて適切な改善策、対応策を模索していくことが重要な治療のポイントとなります。

自律神経失調症とうつ病

自律神経失調症がストレスに大きく関わるものと説明しましたが、うつ病も同様にストレスとの関係性が認められていて、心身ともに大きな影響が出ます。2つの病気は原因に共通性がありますので、うつ病についても解説します。

うつ病とは?

脳のシステムにトラブルが生じたせいで「憂鬱な気分」になったりする病的な精神状態をうつ病と言います。うつ病は「興味や喜びがなくなる」、「疲れやすくなる」、「活動性が減少する」などの「精神と体の両面にわたり生命力が低下する病気」なので、しばしば身体的な症状を伴うこともあります。通常憂鬱な状態は、本来人間が持つ自然治癒力で時間とともに和らいでいくものですが、これが改善しなくなったり、さらに悪化して仕事や家事、勉強、人との関わりなど、日常生活への支障が出てくれば「病気」として捉えられることになります。

自己判断は厳禁

現在では自律神経失調症やうつ病に関して多くの情報を手にすることができ、それらをもとに「自分はうつ病だ」と自己診断するケースがありますが、それが更なるストレスの呼び水となって症状を悪化する場合も考えられます。両者の区別は難しく、また他の疾患の可能性もあり、その判別は簡単なものではありません。もし疑わしい症状などが出たり、不安に思うことなどがあれば、早めに医師に相談するようにしてください。

ストレスの軽減が第一

すでにお伝えしましたが、どちらにも共通する問題点は、ストレスです。軽減すべきストレスは自覚しているものだけでなく、無自覚に感じているものも排除、抑制することが必要になってきます。
1人で行うことが難しい、あるいは何から始めればいいかわからないと不安に思われる方は、専門のカウンセラー、あるいは医師に相談してみてください。

まとめ

自律神経失調症もうつ病も、精神科や心療内科での治療がメインです。現在は精神科の医師数・クリニック数も増加傾向であり、徐々に受診体制が整ってきております。現代のストレス社会においては、精神の状態を快適に保ち、可能な限り自律神経も整った日常を送ることが、健康的な肉体を保つためにも重要です。少しでも精神的な疲労やストレスを感じるようであれば、最寄りの精神科や心療内科でカウンセリングを受けるようにしてみましょう。また、カウンセリングだけであればオンラインでおこうこともできます。通院することなく遠隔診療で相談できますので、心に負担を抱え込みすぎる前に専門の医師や心理士に相談し、心の状態を整えるようにしましょう。

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最後までご覧になっていただきありがとうございました。

【参考文献】

  1. 社会福祉法人済生会Hp:自律神経失調症
  2. https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/autonomic_dysfunction/

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/

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