【絶対に知っておきたい】パニック障害の症状3選

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突然ですが質問です。
・ある日いきなり心臓がドキドキしたり、胸が締め付けられるように息苦しくなる
・めまいや胸の痛みが起こり、「このまま死んでしまうのではないか…」と強い不安感におそわれた…

このような症状が起きたことはありませんか?
今回の記事では、「パニック障害」の3つの症状と治療法をお伝えします。

こんにちは、メディバリー大学病院です。
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    1. 【パニック障害ってなに?】
    2. 【パニック障害の発作とは?】
      • 〈1.パニック発作〉
      • 〈2.予期不安〉
      • 〈3.広場恐怖〉
    3. 【パニック障害は治る】
      • <精神療法とは>
      • <行動療法とは>
    4. 【日常生活で注意したいこと】
      • 〈1.治療方針を守る〉
      • 〈2.ストレスや疲労をためない〉
      • 〈3.食事に気を付ける〉
    5. まとめ

 

【パニック障害ってなに?】

最近、病院で「パニック障害」と診断される人が増えています。かつては「心臓神経症」「不安神経症」という病気のひとつとされていましたが、違う病気であることが判明し、日本でも病名が知られるようになったのはほんの10年ほど前からです。そのためパニック障害のことをまだ知らず、つらい症状にひとりで悩んでいる人が少なくありません。そこでまず、パニック障害について整理しましょう。
パニック障害はストレス性の不安症や神経症、あるいは心の病気とも違います。最近の研究などから、パニック障害の原因は脳の中にある「神経伝達物質」のバランスが乱れることだとわかってきています。特に「セロトニン」「ノルアドレナリン」というホルモンが関係していると考えられています。セロトニンは他の脳内神経伝達物質の情報をコントロールして、精神状態を安定させる働きがあります。また、ノルアドレナリンは不安や恐怖感を引き起こし、血圧や心拍数を上げる働きをします。脳内神経伝達物質のバランスの乱れと聞くと特殊な病気と思われるかもしれませんが、100人に3人程度の比率でだれにでも起こりうる病気です。ただ、働き盛りの年齢の人がある日突然強い発作におそわれ、ショックを受けることが少なくありません。心臓疾患を心配したり、再発の不安から外出できなくなるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。そのため発作を経験したら、早めに心療内科や神経科、精神科を受診し、適切な治療と生活指導を受けることが大切です。

【パニック障害の発作とは?】

パニック障害の症状には「1.パニック発作、2.予期不安、3.広場恐怖」という、3つの大きな特徴があります。

〈1.パニック発作〉

発症のきっかけとなるのがパニック発作です。なんの前触れもなく、いきなり次のような症状が起こります

  • 心臓のドキドキがはっきり感じられるほど強くなる。
  • 呼吸が速まり、息ができない感じがする。
  • 胸に痛みを感じる。
  • 冷や汗が出たり、からだがふるえたりする。
  • めまいやふらつきが起こる。
  • からだがふわふわしたり、頭がぼんやりする。
  • 吐き気や腹部などに不快な感じがする。

 

発作はかなり強く、「死んでしまうのではないか」と不安になる人が少なくありませんが、たいていは30分~1時間程度でおさまります。しかし、繰り返し発作が起こります。はじめは月に1回程度だったのが、進行するにつれ2回、3回と増える傾向があります。パニック発作は一般に女性に多いといわれます。しかし、男性には恥ずかしがって受診しない人が多いため、実際には男性の患者さんもかなり多いと推定されています。

〈2.予期不安〉

パニック発作を繰り返すと、「また起こるのではないか?」という恐怖感をもつようになります。それが「予期不安」です。予期不安には死への恐怖だけでなく、「心臓に重い病気があるのかな?」など重大な病気の心配、また実際に発作を起こしたときの不安など、さまざまな感情が入り混じっています。パニック障害の人の多くがこの予期不安を感じています。

〈3.広場恐怖〉

予期不安がエスカレートし、自分が発作を起こした場所に恐怖感をもつようになる…それが「広場恐怖」です。広場というのは、人が大勢いる場所といった意味で、実際には患者さんごとに恐怖感をもつ場所は異なります。例えば、電車やバスの車内で発作を起こしたために乗り物を避けるようになったり、デパートで発作を起こしデパートに買い物に行けなくなる症状の人もいます。広場恐怖がさらに進行すると、外出ができなくなり仕事や日常の買い物にも行けず、家に引きこもるケースもみられます。また精神的にも落ち込み、うつ状態になる人もいます。

このようにパニック障害は発作にはじまり、放っておくと「発作の繰り返し→予期不安→広場恐怖」へと、重症化するのが一般的な傾向です。

【パニック障害は治る】

パニック発作を経験すると多くの人が強い不安感や死への恐怖感をもつようになります。つらい症状ですが、ぜひ知っておきたいのは、パニック発作は命にかかわるものではないということです。
また、適切な治療を受ければ治る病気であることも知っておきましょう。
病院ではパニック障害と診断されると、発作を抑え、不安を軽減・解消するための治療が行われます。かつてはパニック障害の治療薬がなかったため、抗不安薬や抗うつ薬を組み合わせて使われていました。しかし最近になって、セロトニンに作用する薬が効果的であることがわかり、副作用の少ない治療薬として使用されるようになりました。パニック障害の治療の目標は、ふつうの人と同じように日常生活ができるようになることです。そのため予期不安や広場恐怖がある患者さんには、薬による治療だけでなく、発作が起きたときの心構えを身に付けたり、苦手としている場所を克服する練習が行われます。これらを俗に「精神療法」「行動療法」と呼んだりしています。

<精神療法とは>

パニック発作を経験すると不安感から、ちょっとした症状にも過剰に反応しがちです。軽い症状がみられたとき、冷静に対処する方法(呼吸法など)を知っておくと、発作を抑えることができます。

<行動療法とは>

電車に乗れない人を例にすると「薬を使いながらまず駅まで行ってみる」「次に電車を眺めてみる」というように少しずつ克服し、最終的には電車に乗れるようにします。

こうした最新の治療薬や治療法を受けるためにも、専門医がいる心療内科や神経科、精神科、あるいはパニック障害に詳しい医師のいる内科を受診するようにしましょう。

【日常生活で注意したいこと】

パニック障害は治る病気ですが、治癒するまでに時間がかかることもあります。あせらず、発作を上手にコントロールしながら生活していくためにご自身でも注意しましょう。

〈1.治療方針を守る〉

自宅での薬の服用など治療方針を守ることが大切です。自己判断で薬を中断するとかえって症状を悪化させかねません。副作用などが心配な場合は、医師とよく相談するようにしましょう。

〈2.ストレスや疲労をためない〉

ストレスを減らしたり、疲労を溜めないことは意識してもなかなか改善できないこと、ありますよね。ただ、ストレスや疲労が溜まっていると発作が起こりやすくなってしまいます。これは疲労物質の「乳酸」の濃度が高くなるためと考えられています。睡眠を十分にとる、積極的に気分転換を図るなど、できるところから発作を予防していきましょう。

〈3.食事に気を付ける〉

職種によっては難しいかもしれませんが、同じ時間に食事をとる生活も大切です。生活時間が不規則になると、自律神経にも影響を与え、症状がひどくなるからです。またコーヒーや紅茶など、カフェインを多く含む飲み物が発作を誘発することがあります。飲みすぎにも気をつけておきましょう。

まとめ

今回は様々な人が様々な原因で突然自覚すると言われているパニック障害についてお話ししました。通常のうつ病や統合失調症と違った症状の現れ方をするものですが日常生活に大きく影響を及ぼす病気の一つです。この記事でお伝えした対策法を参考にしてかかりつけの先生と治療方針をよく考えていただければ幸いです。


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【参考文献】

パニック障害の治療ガイドライン https://www.fuanclinic.com/osirase/pd...
日本不安症学会 マニュアル http://jpsad.jp/manual.php

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/

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