【Ketogenic Flu】低糖質ダイエットで見落とされがちな副作用とその対処法【低糖質風邪】

Medivery


こんにちは!

メディバリー大学病院です!

今回は効果的なダイエットと言われている低糖質ダイエットの驚くべき副作用とその対処法について、医療監修のもと科学的根拠に基づいた情報をお伝えします。

このブログでは様々な医学情報をお伝えし、みなさんの医学知識を増やすお手伝いをしています。

 

  1. 低糖質風邪とは
  2. 低糖質風邪にならないためには?
  3. 低糖質風邪になってしまったら
  4. 低糖質風邪の対策
    1. 対策①十分な睡眠をとる
    2. 対策②生活リズムを確立させる
    3. 対策③ 水分、電解質を十分とる
  5. まとめ

低糖質風邪とは

それでは本題に入りましょう。

低糖質ダイエットの驚くべき副作用とは、低糖質風邪というものです。

 

低糖質風邪とは一体どのようなものでしょうか?

それは低糖質ダイエットを始めて一週間程度で見られる熱っぽい、頭がぼんやりする、頭痛、疲労感、空腹感、イライラなどの症状です。

このような症状が続くとどうしても心配になってしまい、

 

「糖質制限ダイエットは続けていい?それともやめた方がいいの?」

 

といった疑問が出てくると思います。

この疑問を解決するために、まずは低糖質風邪のメカニズムをお伝えします。

低糖質風邪のメカニズム

なぜ低糖質低糖質風邪になるのでしょうか?

それは「メタボリックフレキシビリティ」という身体がエネルギーを作る際の仕組みが関わっています。

すなわち、炭水化物から栄養を作るか、それとも脂肪から栄養を作るかで身体のエネルギー生成が変わってきます。

これがちゃんと働いていると脂質を多くとる人は脂質からエネルギーを作り、炭水化物を多くとる人は炭水化物からエネルギーが作られるようになります。

逆にこのメタボリックフレキシビリティがうなく行かないと、脂質を多くとっているのに身体が炭水化物からエネルギーを作ろうとしてしまいます。

もともと体内には炭水化物が蓄えられてないので、身体が「あ、炭水化物が足りないから食事が必要だ」と勘違いしてしまい、先ほどのような症状が出てくると言われています。

結果、余分なカロリーを摂取してしまい、肥満やメタボリック症候群の原因となってしまうことも言われています。

低糖質風邪にならないためには?

ではこの低糖質風邪にならないようにするにはどうすればいいでしょうか?

それにはインシュリン感受性と筋肉量の2つのポイントが重要になります。

人間の身体は血糖を下げるホルモン、インシュリンの量に応じて代謝を切り替えます。

食べすぎや運動不足で身体がインシュリンを感じ取る能力が落ちてしまいカロリー燃焼がうまくいかなくなります。

このインシュリン感受性を保つには筋肉が必要です。

筋トレせずに糖質制限すると…メタボリックフレキシビリティが低下し、脂肪をエネルギーとして利用することができなくなります。

つまり低糖質風邪にならないようにするには、低糖質な食事を始める前に筋肉トレーニングをしてインシュリン感受性を高める必要があったのです!

低糖質風邪になってしまったら

しかし、それでももし低糖質カゼの症状が出たらどうすればいいでしょうか?

当たり前ではありますが、糖質制限をやめれば治ります。

しかしそれでは低糖質ダイエットになりませんね。

低糖質風邪になっても、低糖質ダイエットを続けたい場合の対策を3つお伝えします。

低糖質風邪の対策

対策①十分な睡眠をとる

カフェインはそれだけで食欲を増進したり睡眠を浅くしたりするので、睡眠をしっかりとるためにも摂取するカフェイン量を減らすことが効果的と言われています。

またシャワーや入浴で体を温めても良質な睡眠が得られます。

対策②生活リズムを確立させる

睡眠時間はしっかりとれていても寝るタイミングがバラバラだったりすると体の疲れが残り、それが低糖質風邪の症状を強く感じることがあります。

決まった時間に寝て、決まった時間に起き、決まった時間に食事をとることがインシュリンの分泌も安定し感受性も保たれます。

対策③ 水分、電解質を十分とる

低糖質風邪でインシュリン感受性が低下すると、腎臓は過剰なナトリウムを身体へ排出します。

水分も一緒に排出されることになるので体は脱水気味になり、その結果低糖質風邪の症状がさらに強く出ることがあります。

また低糖質ダイエットでは果物、豆、でんぷん質の野菜といった、カリウムを多く含む多くの食品を制限しなければならず、電解質が不足しがちになります。

そのため、不足しがちになる水分、電解質を意識して摂取し体内の電解質や水分量を適切に保つことが推奨されます。

まとめ

今回は低糖質ダイエットに見られる副作用「低糖質風邪」のメカニズムとその対処法についてお話ししました。

低糖質ダイエットを始めたけど身体が慣れない、体調が優れない、という人はぜひこの記事を参考にしてください。

【監修医師】

  1. Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス, 《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
  2. 小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/

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